リカちゃんに彼氏が出来た…のか?!今月のジェニーちゃん・人形劇場(後篇)



「あの、今、彼が到着しましたが…。たまきお嬢様、ジェニーお嬢様、その格好、一体どうなさったのですか??」


「ああ、気にしないで。こっちの事だから!!で、その子は?!」


「こちらが、お話しした彼氏です。名前は、かける君です」


「かけるです!!宜しく御願いします!!」


「いよっしゃ、マトモな挨拶が出来て、声が大きい所は合格!!リカちゃんは、ちょっと、席を外して頂戴!!」

たまきの気迫にびびるリカちゃん

「は、ハイ…。かける君、なんだか良く分からないけど、顔晴ってね!」


「う、うん…( ;∀;)」


「『うん』じゃねーだろ、『ハイ』だろう!!男なんだから、そんな弱々しい返事じゃなく、もっとビシッとしてろ!!大体お前、一体、なに人だ!!何処から来た!!平たい顔に銀髪って!!カラコンつけて、脱色して、まさか貴様、外国かぶれか!!くそ煩いパリピか?!あぁん?!出身地を言え!!自分のルーツを400字以内で言ってみろ!!」


「はっ、ははは、ハイ!!以前は家族でルーマニアに住んでいました!!父の仕事の都合で、日本へ越して来たのは最近で、ボクは桃乃園学院に通っています!!ボクのおじいちゃんが、ルーマニア出身で、ボクは、純血の吸血鬼だった、おじいちゃんの血をひいています!!だから、こんな外見ですが、でも、人間の生き血は飲みません!!牛さんとか豚さんの血で、我慢しています!!血の滴る生肉が好物です!!」


「きゅ、ええ?!衝撃の事実!!…あ、まぁ、でも、無職同然のマリアッチよりは良いか。それに、外道の吸血鬼にしちゃ、人様に、なるべく迷惑を掛けないのは、立派な心掛けだな!!そこは誉めてやる!!でも、吸血鬼のお前が、リカちゃんを幸せに出来るか!!毎日一緒に下校するとか言ったようだが、『あわよくば、手篭めにしてやろう』的な下心しか、ないんじゃねーのかぁ、ああん?!このストーカー気質め!!」


「いえ、違います!!ボクはリカちゃんを守りたいだけです!!リカちゃんは、初めて日本に来て、言葉もまだヘタで通じず、友達もおらず、公園で一人でスケボーしていて、怪我をして、身も心もへこたれていた時に、ハンカチをそっと差し出してくれた、この国で一番最初に、ボクに優しくしてくれた、素敵な女の子です!!それに、ボクは、吸血鬼といってもクオーターですから、血も大分薄いですし、その証拠に、太陽の下を歩いても平気です!!血も、生き血で無くても平気です!!最悪、レバニラ炒めでも大丈夫です!!リカちゃんとの幸せな家庭を、立派に築いてみせます!!」


そんな遠い先の大事な話まで、お前一人で進めてんじゃねーよ!!このドアホォ!!…と、思ったけど、まあいい…。その辺の、髪を脱色してる、チャラいだけの屑や、優しいと思っていたけど、優柔不断だっただけ、とか、やけにナルで、ブッサのくせに、異様に自信を持っている、汚部屋に住む不潔野郎、とか、週末はクラブで、弾けろパリピー!!なんて男とは、お前は違うみたいだな…。よし、交際を許してやろうじゃないか…」


「はっ!ありがとうございます!!…あの、所で、あなた方は、リカちゃんと、どんな関係なんですか?」


ジェニーちゃん
「黙れ小僧!!(モロ)
てめえに何の関係があるんだよ!!
お前は質問に答えるだけで良いんだよ!!」

たまき
「そうだそうだ!!少なくともお前よりは、リカちゃんと親しいわ!!くだらねえ質問すんじゃねえ!!この、カス!!かけるじゃなくて、カスル!!!」


「す、すみません!!ぼくが悪かったですァア!!」

急☆接☆近

「いいか、カスル。もし、もしもの話だが、リカちゃんを、嫁入り前に傷物にしたら、私が直接制裁を下すからな。お前はマグロ漁船に乗って、毎日遠洋漁業だ。連日、過酷な労働をしてもらうからな!!桃乃園は、たまきの権力で退学だ。分かったか!!」

かける
「はっ、ハイ!!!」

壁ドン★

「カスル、この事をリカちゃんにチクって、リカちゃんを心配させるのも無しだぞ。分かってくれるよね、カスル。私たちの仲だもんね?ね?ね?( ´∀`)」

カスル
「は、はい。肝に命じて!!( ;∀;)」



「カスル、私からも一言。いいか、リカちゃんとのお付合いは、手を繋ぐまでだ。それ以上は、リカちゃんが中学生になってから、私たちがまた判断して、テメェを呼び出すから、それまでは、極上の宝石の様に、大切に丁重に、リカちゃんを扱えよ。紳士的に、清い交際をしろ。まずは交換日記から始めろ!!でないと、イケメンで小顔の、この頭蓋骨を、私の腕力と握力で、粉砕するからな…」


「は、はい…。お二人のお話は、よく分かりました…。ボク、もう、そろそろ、お暇しても、よろしいでしょうか…((((;゚Д゚)))))))」


たまき
「おう、けーれけーれ!!もう二度とこんな事言わせるんじゃねーぞ!!」

ジェニーちゃん
「男の約束を忘れるなよ!このカスル!!」


「は、ハイ…。し、失礼しました…( ;∀;)」



一気に暗くなった、かける君の学園生活。
素敵な彼女ができた事は良かったが、彼女には、彼女のパパよりも恐ろしい、鬼神が二柱も付いていたのだった…。
しかも、その鬼神は、実はリカちゃんと、何も関係がないのだった。
只の心配症の、世話焼きBBAだったのだった。

頑張れ!カスル!!

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