天才博士とプーリップちゃん『難題を押し付ける』の巻

天才博士
「うーん、あーでもない、こーでもない…」

プーリップちゃん
「…ねえ、何やってんの?」

ブリッジです

天才博士
「…悩んでいるんだよ、プーリップちゃん…。僕はいつも、考え事をする時は、この姿勢なんだ。名案も浮かびやすいし、筋トレにもなるしね、一石二鳥さ…」

プーリップちゃん
「あんた、結構鍛えてんじゃん。なのに何で私のパンチとか避けられないわけ??」

天才博士
「…それはね、人間の脳には無数の神経伝達回路があってね、使わない程、その回路は衰えて行くんだ。僕は小さな頃から勉強しかしてこなかったから、勉強に関する神経回路は発達しているけど、運動能力の神経回路が消滅しているの。運動関係には、滅法弱いの…」

プーリップちゃん
「何もブリッジでなくってもいいんじゃない?もっとこう、普通に悩もうよ。ロダンの『考える人』みたいなポーズでさ」

天才博士
「ああ、あれはね、実は『下を見る人』なの。解釈も分かれてる作品なの。要するに、天才とは、誰にも理解されない孤独で寂しい生き物なんだというわけなんだよ…。プーリップちゃんも、これからは僕のこと『サンテヤン・池崎』と呼んでくれて構わないよ…。うーん、うーん…」

プーリップちゃん
「いやそれ、違うでしょ。むしろ、そう呼んで欲しいんでしょ。ていうか、そんなんで本当に名案出るの??」

疑わしい…

天才博士
「僕はいつもこの考え方で、君の美しいエクセレントなプログラミングや、関節駆動の悩みを解決してきたよ。うーん、うーん…」


プーリップちゃん
「今は何を悩んでんの?」

天才博士
「…君の出生証明書をどうやって偽造しようかな〜と。僕自身が役所のコンピューターに入り込むのもブロックが固くてさ…。国のスパコンに侵入できるハッカーのツテもないし、どうしようかなーと。これが解決しないと結婚できないからね。うーん、うーん」

プーリップちゃん
「…私も一緒に考えてあげる」

ブリッジww

プーリップちゃん
「何これきっつ!!く、苦しい!!」

天才博士
「…うん、君の筋力は年相応…っていうか、むしろ弱い方に設定してあるからね。僕は世界を救ったり、悪の組織を潰したりする、スーパーヒーローを作りたかった訳じゃないからね。僕の理想を形にした、素敵なお嫁さんを作りたかったのだからね…。そこいらのクリーンな科学者とは、一味違う訳よ。動機がさ…、不純なわけよ…」

二人でブリッジww

プーリップちゃん
「きも!!キモいけど、それを認めた!!これが私の未来の夫か!!創造主か!!もう色々諦めよう!!ブリッジも止めよう!!腹筋にくる!!辛い!!」

天才博士
「それがいいよ、プーリップちゃん。僕、運動できない割に筋肉はしっかり付いているからね…」

プーリップちゃん
「ねえ博士、ところで私も名案が浮かんだんだけど…」


天才博士
「うん、何?言ってごらん。空を飛びたいとか無理だけど。お料理レシピのダウンロードとかならできるから…」

プーリップちゃん
「実はね、私ね…」

天才博士
「うん?」

プーリップちゃん
「…私、赤ちゃんが欲しい」

天才博士
「ファッ!!」

カッ!!

プーリップちゃん
「仕様は、もう決めてあるの(^o^)!!髪は桃色みたいな、薄い上品なピンク色で〜、瞳はパピー譲りのブルーアイズで〜、それで眠り目の女の子なの〜!!」

ガバチョ!!

天才博士
「そそそ、そんな!!結婚もまだなのに、赤ちゃん?!パピーって僕?!幾ら何でも早すぎない?!」

プーリップちゃん
「それは、『でき婚』って事にすればいいよ!!」

天才博士
「…そこは今風に、『授かり婚』って言おうね…」

プーリップちゃん
「要は〜、どっちも〜「妊娠発覚。だから、これが決め手で、ダルダルな交際関係を終わらせて、やっと結婚に踏み切ります!!順番違うけど!!★ミ」って事でしょ〜?その友達の事が、いかに自分が好きか嫌いかによって、『でき婚』って言って、陰でビッチ・クソ男扱いするのか〜、『授かり婚』って言って、心から祝福してあげるのか〜、その違いでしかないっしょ〜?

能無しのバカ教員に、しかも道徳教育を削られて育った、最近の連中の貞操観念なんて、この程度の、薄っぺらいもんっしょ〜?平気で不倫とかするんっしょ〜?ア〇〇レイ・マ〇〇ソンっしょ〜?大昔に実在していた、大正女みたいな、子供の躾にも、自分にも厳しい、素敵な女性なんて、今の時代、絶滅危惧種っしょ〜?

つまり〜、ロボットの〜、しかも友達もいない私には〜、ど〜だっていいって事〜。赤ちゃん!赤ちゃん!赤ちゃんが、欲・し・い〜!!」

超・辛辣なプーリップちゃん

天才博士
「その認識は改めようね…。それに、大分偏見も入ってるね、君。作った僕が言うのもなんだけど、君のモラルが一番崩壊しているよ…。より、めでたい方を優先しようね!よそ様の負の側面なんて、軽々しく喋っちゃメッ!!家庭的にしようと思って、余計なプログラム入れすぎたのが裏目に出た!参ったな、完璧だと思っていたけど、俺様な性格が災いしたのか、意外な所で課題ができちゃったなあ…。

ていうか、赤ちゃんか…。どうしよう、赤ちゃんなんて、使うパーツも小さくなるしなあ…。ヤバイ、マイクロ以下の世界キタコレ。このクラスのAIの小型化って何気に難しいぞ…。今だって随分と頑張ったのに…!!」

ピンボケ・ウインク^_−☆

プーリップちゃん
「ねぇ〜ん、未来の新妻の願いを叶えてよ〜!いよっ、旦那様!!あなた!!ご主人様!!新婚ラブラブ〜!!ヒューヒュー!!^_−☆」

父親モードになって冷静に考えてみるテヤン。

天才博士
「そうだなあ…。確かに言われてみれば、子供は欲しいなあ…。何がって、一番が無条件で可愛い所だよね…。でもなあ、こんな若夫婦が子育てかあ…。僕まだ二十歳だしな。プーリップちゃんなんて17歳設定だしなあ。彼女には、母性を盛り込みすぎたかなあ…。

子供って事は、成長するにつれて改造を繰り返さないといけないし…。人工知能をもっと人間の感情を読み取れるように洞察力の強化をしなきゃならないし、国語の問題も解けるような感受性も持たせなきゃならないしなあ…。僕にできるかな…。

いや、でもプーリップちゃんに自我を持たせることは完全に成功したしな。この調子でミニサイズを作ればいいのかな…。『Dr.スランプ アラレちゃん』の要領かな。僕も、Dr.則巻千兵衛デビューか…。資金も親の遺産があるしなあ…。ま、それ考えたら、仕様の変更はいくらでもできるか。全く、ロボットも、子育てはお金がかかって仕方ないよね…。所で、プーリップちゃんは、子育ての大変さは分かっているのかな??ねえ、プーリップちゃ…」

あれ?どこ行っ…

天才博士
「…って、寝てるよ!!言いたい事だけ言って、寝ちゃったよ!!全てを僕に丸投げしたよ、この子は!最低だよ!!最悪のパティーン来たよ!!」

スヤァ…

天才博士
「やべ、ちょ、どうしよう…。ええ〜…」

どうしようもない。
頭を抱えるテヤン。

天才博士
「また起きたら赤ちゃん欲しい攻撃が始まるんだろうしなあ…。しょうがない、作るか…。まだ結婚もしていないんだけどなあ…。あ、指輪買ってこなきゃ!!」


大事なことを思い出したテヤン。
そうだよ、結婚には指輪がないとね!!
それ以前に、服も着ないとね!!

アウトフィットが無いよ!!
どうしようかね!!涙


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